論文詳細

人文社会科学系 経済科学部 #紀要論文

消費税法における簡易仕入税額控除制度の欠陥の分析 : 会計検査院による平成24年10月報告書の批判的考察

AI解説:
本論文は、消費税法上の簡易課税制度の構造的な問題点を明らかにすることを目的としています。中小事業者の事務負担を軽減するために導入された簡易課税制度ですが、実際にはその適用による益税の発生が問題視されています。特に、課税仕入率とみなし仕入率の乖離が大きい場合に、不公平が生じることが指摘されています。前稿では、簡易課税制度に代わる新たな仕組みの必要性を論じ、その骨格を提示しましたが、本稿ではその問題点をさらに深堀りし、公平性の観点から再評価を行っています。
AI解説を見る
著者名:
藤巻 一男
掲載誌名:
新潟大学経済論集
巻:
105
ページ:
35 - 65
発行日:
2018-09
新潟大学学術リポジトリリンク: