論文詳細
医学部保健学科
医歯学系
#紀要論文
学士課程助産学コース修了生の就業動向と助産学プログラムの成果と課題
- AI解説:
- 新潟大学医学部保健学科看護学専攻助産学コースは、2000年に短期大学部専攻科から移行して以来、修了生を対象とした評価を実施していなかった。平成21年の文部科学省の報告や日本看護協会の要望に基づき、助産師教育の充実の必要性が指摘されている背景から、本研究は修了者の就業動向と助産学教育プログラムの成果と課題を明らかにし、今後のカリキュラム検討の参考とすることを目的としている。
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医学部保健学科
医歯学系
#紀要論文
学士課程助産学コース修了生の就業動向と助産学プログラムの成果と課題
AI解説
- 背景と目的:
-
新潟大学医学部保健学科看護学専攻助産学コースは、2000年に短期大学部専攻科から移行して以来、修了生を対象とした評価を実施していなかった。平成21年の文部科学省の報告や日本看護協会の要望に基づき、助産師教育の充実の必要性が指摘されている背景から、本研究は修了者の就業動向と助産学教育プログラムの成果と課題を明らかにし、今後のカリキュラム検討の参考とすることを目的としている。
- 主要な発見:
-
研究の結果、助産師としての就職率は約8割であり、高度医療施設が多数を占め、約半数が新潟県外での就業を選んでいることが明らかになった。また、助産学プログラムに対しては、実習を通して専門職者としての基本的な技術や取り組み姿勢を学び、臨床で即座に役立つと評価されている一方で、乳房ケアや母乳育児などの実践が求められる分野での学習の充実を求める声が多く聞かれた。
- 方法論:
-
対象者は2004年から2015年に新潟大学の助産学コースを修了した207名である。調査方法はウェブ調査(質問紙調査)とグループインタビュー調査を組み合わせて実施し、量的データは記述統計を用い、質的データは内容分析により解析した。倫理的配慮として、新潟大学医学部倫理委員会の承認を受け、個人情報の収集や管理には厳重な注意を払った。
- 結論と意義:
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本研究により、新潟大学の助産学コース修了生は、専門職者としての技能を身につけ、高度医療施設での就職を志向する傾向があることが確認された。これは、本学のカリキュラムが実践的な学習を重視しており、効果的に働いていることを示している。しかし、乳房ケアや母乳育児などの分野での教育が不足していることが課題として浮き彫りになった。この結果は、助産学教育のカリキュラム改善のための重要な参考資料となる。
- 今後の展望:
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今後の助産学教育においては、乳房ケアや母乳育児、グリーフケアなどの実践的な内容をより充実させる必要がある。また、産科医療施設の機能分化や少子化の進行に伴い、多様なキャリア志向を持つ助産師の育成が求められる。卒前から卒後にわたる継続的な専門職教育の重要性が示唆されており、柔軟な職場環境やキャリアサポートの提供が助産師の長期的な就業を促進するために必要である。
- 背景と目的:
-
新潟大学の助産学コースは、2000年に移行してから、修了生に対する評価を行っていませんでした。しかし、平成21年の文部科学省や日本看護協会から
教育の充実が必要だと指摘されたため、修了者の仕事の動向と教育プログラムの成果や課題を調べ、今後のカリキュラムの参考にすることが目的です。助産師 ( 助産師は、妊娠・出産・産後のケアを専門とする医療職です。赤ちゃんとお母さんの健康を守ります。)
- 主要な発見:
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調査の結果、
としての就職率は約8割で、特に助産師 ( 助産師は、妊娠・出産・産後のケアを専門とする医療職です。赤ちゃんとお母さんの健康を守ります。) で働く人が多いことがわかりました。県外で働く人も多く、約半数が新潟県外で働いています。助産学プログラムについては、実習で基本的な技術や取り組み方を学び、臨床で役立つと評価されています。ただし、乳房ケアや母乳育児の学習が不足しているとの声が多いです。高度医療施設 ( 高度な医療技術や設備を持ち、難しい病気やけがの治療を行う病院です。)
- 方法論:
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対象者は2004年から2015年に新潟大学の助産学コースを修了した207名です。調査方法はウェブ調査とグループインタビューを組み合わせました。量的データは記述統計で、質的データは内容分析で解析しました。倫理的配慮として、新潟大学医学部倫理委員会の承認を得て、個人情報の管理に慎重に対応しました。
- 結論と意義:
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新潟大学の助産学コースの修了生は専門的な技能を持ち、
で働く傾向が強いことが確認されました。これは、実践的な学習がうまく機能していることを示しています。しかし、乳房ケアや母乳育児の教育が不足していることが課題です。この結果は今後のカリキュラム改善に役立ちます。高度医療施設 ( 高度な医療技術や設備を持ち、難しい病気やけがの治療を行う病院です。)
- 今後の展望:
-
今後は、乳房ケアや母乳育児、
などの実践的な内容を充実させる必要があります。また、少子化が進行する中で、多様なキャリア志向を持つグリーフケア ( 失った人への悲しみや苦しみを癒すための支援やケアです。) を育成することが求められます。卒業後も続けて学ぶことの重要性が示されており、柔軟な職場環境やキャリアサポートが必要です。助産師 ( 助産師は、妊娠・出産・産後のケアを専門とする医療職です。赤ちゃんとお母さんの健康を守ります。)
- 何のために?:
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新潟大学の
は、2000年から助産 学コース( お母さんが赤ちゃんを産 むときの手助けをするための専門的 な勉強をするコース) 変 わりました。その後、 の卒業生 ( 学校を終えて仕事を始めた人たち) 評価 をしていませんでした。でも、平成21年にもっと助産 師 の勉強が必要 と言われました。それで、卒業生 がどんな仕事をしているか調べました。これを今後の授業 に役立てます。
- 何が分かったの?:
-
調べた
結果 、助産 師 として働 いている人は約 8割 でした。特 に大きな病院で働 いている人が多いです。半分くらいの人は新潟県の外で働 いています。助産 学の勉強は、実習で基本的 な技術 を学びました。でも、乳房 ケアや母乳 育児 の勉強が足りないとの声が多いです。
- どうやったの?:
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調査対象 は、2004年から2015年に新潟大学の を助産 学コース( お母さんが赤ちゃんを産 むときの手助けをするための専門的 な勉強をするコース) 卒業 した207名です。調査 方法 は とウェブ 調査 ( インターネットを使って行う調査 ) を使いました。データは数字を使ったグループインタビュー ( 複数 の人と一緒 に話を聞く方法 ) 方法 と内容 を調べる方法 で しました。解析 ( 集めたデータを詳 しく調べること) 調査 は、新潟大学医学部 の倫理 委員会( 調査 や研究を行う前に、その内容 が正しいかどうかを確認 するグループ) 承認 を得 て行いました。 は個人情報 ( 名前や住所など、その人に関 する大事な情報 ) 慎重 に扱 いました。
- 研究のまとめ:
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新潟大学の
の助産 学コース( お母さんが赤ちゃんを産 むときの手助けをするための専門的 な勉強をするコース) は卒業生 ( 学校を終えて仕事を始めた人たち) 専門的 な技術 を持っています。特 に大きな病院で働 くことが多いです。これは実習がうまくいっている証拠 です。でも、乳房 ケアや母乳 育児 の勉強が足りないことがわかりました。この結果 は今後の授業 の改善 に役立ちます。
- これからどうする?:
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これからは、
乳房 ケアや母乳 育児 、グリーフケアなどをもっと勉強する必要 があります。また、 が進む中で、いろいろな少子化 ( 子どもの数が少なくなること) を考えるキャリア ( 仕事の経験 や進歩のこと) 助産 師 を育てることが大切です。卒業後 も学び続 けることが大事です。 やキャリアのサポートが柔軟 な働 き方 ( いろいろな働 き方 ができること) 必要 です。
- 著者名:
- 関島 香代子, 西方 真弓, 石田 真由美, 佐藤 悦, 有森 直子, 定方 美恵子
- 掲載誌名:
- 新潟大学保健学雑誌
- 巻:
- 16
- 号:
- 1
- ページ:
- 33 - 43
- 発行日:
- 2019-05
- 著者による要約:
- 新潟大学医学部保健学科看護学専攻助産学コースは,2000年に短期大学部専攻科から移行後,修了生を対象とした評価を実施していない。本研究の目的は,本学助産学コース修了者の就業の動向と助産学教育プログラムの成果と課題を明らかにすることである。対象者は,本コースを履修した学生全員(2004年~2015年卒業,207名)である。ウェブ調査(質問紙調査)と,助産学プログラムへの評価についてはグループインタビュー法を組み合わせて実施した(2015年12月~2016年3月)。記述統計と質的分析を用いて解析した。新潟大学医学部倫理委員会の承認を受けた(受付番号2390)。助産師としての就職は約8割で,高度医療施設が多数を占め,約半数は新潟県外であった。助産学プログラムに対し,主に実習で専門職者としての基本的な技術や取り組み姿勢を学び,就職後直ちに実践が期待される乳房ケア・母乳育児等への要望があった。
It had not been done validation of midwifery program in Faculty of Health Sciences, Niigata University after established in 2000. The aim of this study is to clarify an employment trend among midwives after graduating and to evaluate the midwifery education program by graduates. The subjects were graduates of our midwifery program (N=207). We conducted two combined surveys: one online survey using a self-administered questionnaire, and the one by interview with voluntary participants (N=4) to clarify the opinion on the program evaluation in detail. This study was approved by the Ethics Committee of the Niigata University School of Medicine in Niigata, Japan (No.2390). The survey results revealed that almost 80% of graduates had begun working as midwives after graduation, majorities of whom were employed in advanced medical centers, approximately half were employed outside the prefecture. Participants reported that they had learned the basic midwifery skills and attitudes necessary to work as professional midwives in clinical practice. Also, learning about lactation and breastfeeding care in midwifery education was an important and expected issue for graduates.
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/51173
