論文詳細
医歯学系
大学院保健学研究科
#学位論文
当事者視点に基づく母体・胎児集中治療室入院妊婦の個人的QOL
- AI解説:
- 母体・胎児集中治療室(MFICU)に入院するハイリスク妊婦は、多様な疾患や症状を抱え、自身や胎児の健康に対する不安を感じることが多い。そのため、親になる意識やイメージが十分に育まれにくい傾向がある。MFICUでは医学的管理と安全性が最優先されるため、妊婦の面会や行動が制限されることが一般的であり、これが不自由さや閉塞感を引き起こす原因となっている。従来のQOL研究は標準化された尺度を用いることが多いが、MFICUのような特定の状況における詳細なQOLの評価には不向きであることが指摘されている。本研究では、SEIQoL-DWという個人の生活の質を評価する尺度を用いて、MFICUに入院するハイリスク妊婦のQOLの特性を明らかにすることを目的としている。
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医歯学系
大学院保健学研究科
#学位論文
当事者視点に基づく母体・胎児集中治療室入院妊婦の個人的QOL
AI解説
- 背景と目的:
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母体・胎児集中治療室(MFICU)に入院するハイリスク妊婦は、多様な疾患や症状を抱え、自身や胎児の健康に対する不安を感じることが多い。そのため、親になる意識やイメージが十分に育まれにくい傾向がある。MFICUでは医学的管理と安全性が最優先されるため、妊婦の面会や行動が制限されることが一般的であり、これが不自由さや閉塞感を引き起こす原因となっている。従来のQOL研究は標準化された尺度を用いることが多いが、MFICUのような特定の状況における詳細なQOLの評価には不向きであることが指摘されている。本研究では、SEIQoL-DWという個人の生活の質を評価する尺度を用いて、MFICUに入院するハイリスク妊婦のQOLの特性を明らかにすることを目的としている。
- 主要な発見:
-
研究の結果、MFICUに入院するハイリスク妊婦のQOLは必ずしも高いとは言えず、主要なQOL構成要素としては〈家族との関係〉、〈胎児の成長・健康〉、〈食事〉、〈心身の体調管理〉などが挙げられた。特に家族との関係は重要な要素であり、家族の世話ができないことがQOLにネガティブな影響を与えていた。また、〈胎児の成長・健康〉がQOLの主要な構成要素である一方で、病院食や自由な移動に対する不満がQOLの低下に寄与していた。
- 方法論:
-
本研究は、SEIQoL-DWを用いた並行的トライアンギュレーションデザインを採用し、質的データと量的データを同時に収集・分析した。対象は総合周産期母子医療センターのMFICUに入院する妊婦20名で、半構造化面接を通じてQOLの影響領域とその満足度、重みづけなどを収集した。各cueをカテゴリ化し、levelとweightの平均を算出し、SEIQoLindexscoreを導出した。さらに、高群と低群の比較を行い、QOLの構成要素やその評価の違いを明らかにした。
- 結論と意義:
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MFICUに入院するハイリスク妊婦の個人的QOLは、家族との関係や胎児の健康状態が大きな影響を与えていることが明らかになった。特に家族の存在は重要であり、それが満たされない場合はQOLが低下する。また、胎児の健康状態を適切に認識できている場合はQOLが高まる傾向があった。これらの知見は、個人的なケア計画の立案や療養環境の改善に役立つ視点を提供しており、面会制限の緩和や家族とのプライベートな時間の確保、食事や移動に関するサービスの改善が重要であることが示唆された。
- 今後の展望:
-
今後の研究では、MFICUに入院するハイリスク妊婦のQOLをさらに向上させるための具体的な介入策を検討することが求められる。例えば、面会制限の緩和や家族との時間を過ごせるスペースの確保、スマートフォンやパソコンの使用許可などが考えられる。また、胎児の健康状態に関する詳細な情報提供や肯定的なフィードバックの重要性も強調されており、医療者がより積極的に妊婦に情報を提供する体制を整えることが必要である。さらに、食事のバリエーションや個々の嗜好に応じた選択肢を増やすことや、妊婦の自由な移動を可能にする工夫も重要である。今後の研究によって、これらの改善策が実際にQOL向上にどの程度寄与するかを評価することが期待される。
- 背景と目的:
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に入院している高リスク妊婦は、様々な病気や症状があり、自分やお腹の赤ちゃんの健康に対して不安を感じることが多いです。この不安から、将来の親としての意識やイメージが育ちにくくなります。MFICUでは、妊婦さんの面会や行動が制限されることが一般的なので、それが不自由さや閉塞感を引き起こしています。従来の母体・胎児集中治療室(MFICU) ( 妊婦さんやお腹の赤ちゃんが特にリスクの高い病気や症状を持っている場合に入院する特別な治療室です。) 研究は標準化された方法を使うことが多いですが、MFICUのような特定の状況での詳細なQOLを評価するには向いていないとされています。本研究では、QOL(生活の質) ( 人が生活の中でどれだけ満足しているかや、どれだけ健康で幸せかを評価する尺度です。) という個人の生活の質を評価する方法を使って、MFICUに入院している高リスク妊婦さんのQOLの特性を明らかにすることを目的としています。SEIQoL-DW ( 個人の生活の質を評価するための方法で、自分にとって重要な生活の領域を自分で決めて、その満足度を測ることができます。)
- 主要な発見:
-
研究の結果、MFICUに入院している高リスク妊婦さんのQOLは必ずしも高くなく、主なQOLの要素として家族との関係、胎児の成長と健康、食事、心身の体調管理などが挙げられました。特に家族との関係は重要で、家族の世話ができないことがQOLに悪い影響を与えていました。また、お腹の赤ちゃんの成長や健康がQOLの重要な要素である一方で、病院食や自由に動けないことに対する不満がQOLの低下に寄与していました。
- 方法論:
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本研究では、
を使って、質的データと量的データを同時に収集・分析しました。対象はMFICUに入院している妊婦20名で、半構造化面接を通じてQOLに影響を与える要素やその満足度、重みづけを収集しました。各要素をカテゴリに分け、平均を算出し、SEIQoL指数を導きました。また、高い評価群と低い評価群で比較を行い、QOLの要素やその評価の違いを明らかにしました。SEIQoL-DW ( 個人の生活の質を評価するための方法で、自分にとって重要な生活の領域を自分で決めて、その満足度を測ることができます。)
- 結論と意義:
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MFICUに入院している高リスク妊婦さんのQOLは、家族との関係やお腹の赤ちゃんの健康状態が大きな影響を与えていることが分かりました。特に家族の存在は重要で、それが満たされない場合はQOLが低下します。また、お腹の赤ちゃんの健康状態をよく理解している場合はQOLが高まる傾向がありました。これらの知見は、個人的なケア計画や療養環境の改善に役立ちます。面会制限の緩和や家族とのプライベートな時間の確保、食事や移動に関するサービスの改善が重要であることが示されました。
- 今後の展望:
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今後の研究では、MFICUに入院している高リスク妊婦さんのQOLをさらに向上させるための具体的な介入策を検討することが求められます。例えば、面会制限の緩和や家族との時間を過ごせるスペースの確保、スマートフォンやパソコンの使用許可などが考えられます。また、お腹の赤ちゃんの健康状態に関する詳細な情報提供や肯定的なフィードバックの重要性も強調されています。さらに、食事のバリエーションや個々の好みに応じた選択肢を増やすことや、妊婦さんの自由な移動を可能にする工夫も重要です。今後の研究によって、これらの改善策が実際にQOL向上にどの程度寄与するかを評価することが期待されています。
- 何のために?:
-
お母さんとお
腹 の赤ちゃんを特別 に治療 する病室があります。そこにいるお母さんたちは、病気や症状 で不安 を感じることが多いです。この不安 のせいで、未来 のお父さんやお母さんになる気持ちが育ちにくくなります。この病室では、お母さんたちが自由に動けなかったり、面会ができなかったりします。それが、不自由 でつらい気持ちを生みます。今回の研究では、お母さんたちの を細かく調べてみることにしました。生活の 質 (QOL)( 人がどれだけ幸せで健康 に暮 らせるかを表す言葉です。)
- 何が分かったの?:
-
調べた
結果 、この病室にいるお母さんたちの生活の質 はあまり高くありませんでした。生活の質 を大切にするものとして、家族との関係 やお腹 の赤ちゃんの健康 、食事や体調の管理 が大事だとわかりました。特 に家族との関係 が大切で、家族のお世話ができないと生活の質 が下がります。また、お腹 の赤ちゃんの健康 が大事な一方で、病院の食事や動けないことにも不満 がありました。
- どうやったの?:
-
この研究では、20人のお母さんに
質問 して、生活の質 に影響 を与 えるものを調べました。質問 は、決まった形ではなく、お母さんたちが自由に答えられるようにしました。そして、集めた答えから、生活の質 を数字で表しました。さらに、生活の質 が高いお母さんと低 いお母さんを比 べて、違 いを見つけました。
- 研究のまとめ:
-
この研究でわかったのは、家族との
関係 やお腹 の赤ちゃんの健康 が、お母さんたちの生活の質 に大きく影響 していることです。家族がそばにいないと生活の質 が下がります。お腹 の赤ちゃんの健康 をしっかり理解 していると、生活の質 が上がることもわかりました。この知識 は、お母さんたちのケアや病院の環境 を良 くするのに役立ちます。面会を緩和 したり、家族と過 ごす時間を作ったりすることが大切です。
- これからどうする?:
-
これからの研究では、お母さんたちの生活の
質 をもっと良 くするための具体的 な方法 を考えます。例 えば、面会をもっと自由にしたり、家族と一緒 に過 ごせる場所を作ったりします。スマホやパソコンを使えるようにすることも考えられます。また、お腹 の赤ちゃんの健康 について詳 しい情報 を提供 したり、ポジティブなフィードバックをすることも大事です。食事の種類 を増 やしたり、自由に動ける工夫 も必要 です。これらの改善策 がどのくらい役立つかを調べることが期待されています。
- 著者名:
- 西方 真弓
- ページ:
- 1 - 38
- 著者による要約:
- Ⅰ.研究の背景 母体・胎児集中治療室(以下、MFICU)に入院するハイリスク妊婦は、多様な疾患や症状を持ち、自身や胎児の健康に対する不安を抱き、親になる意識や親になるイメージが高まらない傾向にある。MFICUでは、母体や胎児の医学的管理と安全性の確保が最優先とされる。そのため、妊婦は面会や行動が制限され、不自由さや閉塞感を経験するなどの問題が指摘されている。周産期領域のquality of life(以下、QOL)に関する研究について、母親の生活全体を捉えた研究は見当たらない。さらに、MFICU入院妊婦のQOLに関する研究は、標準化されたQOL尺度を用いた調査はあるが極めて少ない。標準化されたQOL尺度は、国民標準値や他の疾患群との比較には適しているが、個々の疾患や特異的な問題点について評価することには適していない。そのため、MFICU入院妊婦のケアの手がかりを得るには、標準化されたQOL尺度では具体的なQOLの項目や内容を把握することは難しい。これらのことから、個人的QOL尺度の1つである個人の生活の質を直接的に重みづけする方法であるSEIQoL-DWを用いることにより、標準化されたQOL尺度より広い視点で、MFICU入院妊婦のQOLの特性を捉えることができると考えた。 Ⅱ.研究目的 本研究の目的は、SEIQoL-DWを用いてMFICUに入院するハイリスク妊婦の個人的QOLの特性を明らかにするとともに、ハイリスク妊婦の医療管理とQOLとの調和を図った個人的なケア計画立案と療養環境の改善に向け必要な視点を示唆することである。 Ⅲ.研究方法 本研究が用いるSEIQoL-DW は、個人の生活の中で重要な領域を示す“cue”と選択理由を把握するための質的データ収集、“cue”に対する各満足度や重みづけした数値、更に全般的主観的QOL(以下、SEIQoL index score)の量的データ収集を同一段階で並行して行い、分析の段階で統合する並行的トライアンギュレーションデザインを採用した。また、MFICUに入院妊婦の個人的QOLの特性を描写するため、横断的デザインで行った。個人的QOLを調査するために、総合周産期母子医療センターのMFICU入院妊婦20名を対象に属性の聴取と、SEIQoL-DWを用いて半構造化面接を実施した。分析の第1段階として、MFICU入院妊婦のcueの傾向を把握するために、対象者が挙げた各cueを名義的に分類し、カテゴリ化した。各カテゴリに分類されたcueの総数と対象者数を集計し、level、weightの平均を算出した。各カテゴリに分類されたcue のインタビューデータから、彼女たちのQOL として、どのような意味合いや機能があるのかを質的に分析した。第2段階として、SEIQoL index score の四分位が75%(高群)と25%(低群)の2群間で、入院時妊娠週数、面接時妊娠週数、入院から面接までの期間、SEIQoL index score の差を検定した(p<.05)。本研究は、新潟大学医学部の研究倫理審査委員会の承認を得た(承認番号:1545)。また、対象者に研究の主旨、調査概要について口頭および書面にて説明を行い、同意を得て実施した。 Ⅳ.結果 対象者が挙げたcue の総数は95 で、SEIQoL index score の平均値は62.0だった。対象者が挙げたcue をカテゴリ化し、13のカテゴリを生成した。最もcueの数が多かったカテゴリは、〈家族との関係〉であった。2群間の入院時の診断、点滴治療や安静度による大きな違いは見られなかった。SEIQoL index score の平均値を比較した結果、有意差がみられた。医療従事者が考えるよりも広範囲の家族が対象者の重要なQOL構成要素となっていたが、一時的にでも、その人達の世話をできないことがQOLにネガティブな影響を及ぼしていた。入院によって胎児の健康状態が維持されていると認識している対象の場合、そのことが彼女たちの主要なQOL構成要素になっていたが、低群では、QOLの構成要素として〈胎児の成長・健康〉を挙げない傾向にあった。病院の制約の中で自分を清潔に保つことについてはある程度の満足が得られており、ベッド上で過ごす多くの時間の使い途を見つけられた場合は、それらが満足度の高いQOL構成要素となっていた。その一方で、食事、自由に動けることへの対象者の欲求は、MFICUの入院生活においては充分に満たされていなかった。 Ⅴ.考察 SEIQoL-DWを用いて評価したMFICU入院妊婦の個人的QOLは、必ずしも高いとはいえず、その原因としてresponse shiftの起こりにくさが考えられる。面会制限の緩和や、家族とのプライベートな時間を過ごせる面会スペースの確保などを検討すべきである。医療者から胎児の健康状態や日々の変化に関する詳細な情報と、彼女たちがMFICUに入院していることの意味を実感できるような肯定的なフィードバックを提供することの重要性が示唆された。また、食事や自由に動けることに関するサービスを改善することでMFICU入院妊婦のQOLの向上が図れる可能性がある。
Background: Because women with high-risk pregnancies in the maternal–fetal intensive care unit (MFICU) have various diseases and symptoms and feel anxiety regarding their health and that of their fetus, they tend to have poor awareness about becoming a parent and a poor image of parenting. Medical management and maintenance of the safety of both the mother and fetus are priorities in the MFICU; therefore, outside visits and movements of pregnant women are restricted. This has been identified as problematic because it results in a lack of freedom and a sense of being trapped in the MFICU for the pregnant women. To the best of my knowledge, no study on perinatal quality of life (QoL) has attempted to ascertain the daily life of mothers in the MFICU. Furthermore, very few studies on the QoL of pregnant women in the MFICU have used standardized QoL measurements. Standardized QoL measurements are suited for use in comparison to the national standard value and other diseases; however, they are unsuitable for assessing individual diseases or specific problems. Therefore, when using standardized QoL measurements, it is difficult to identify specific QoL items and contents that can provide clues that can be used for the care of pregnant women in the MFICU. Therefore, this study hypothesized that the use of the Schedule for the Evaluation of Individual QoL-Direct Weighting (SEIQoL-DW), which is an individual QoL scale, may allow to determine the QoL characteristics of pregnant women in the MFICU because it provides a broader perspective than that provided by standardized QoL measurements. Objective: This study aimed to use the SEIQoL-DW to elucidate the individual QoL characteristics of women with high-risk pregnancies in the MFICU; this may provide the perspective required for the medical management of high-risk pregnancies and personalized care planning designed to improve the QoL of pregnant women as well as the treatment environment. Methods: The SEIQoL-DW scale used in this study uses a concurrent triangulation design to integrate the analytical stages. It accumulates qualitative data to identify the “cues” that indicate the areas of individual QoL that are affected and the reasons for selecting these; further, the scale simultaneously provides information about the satisfaction level of these “cues,” weighted scores, and quantitative data on the overall subjective QoL (SEIQoL index score) at the same stage. This study uses a cross-sectional design to describe the personal QoL characteristics of pregnant women in the MFICU. To survey individual QoL, this study conducted interviews to accumulate data regarding the attributes of 20 pregnant women in the MFICU of a general perinatal medical center and semi-structured interviews using the SEIQoL-DW scale. The first stage of analyses involved the nominally categorization of the cues that the subjects indicated to understand trends in the cues of pregnant women in the MFICU. Subsequently, we calculated the total number of the cues that were placed in each category and the number of subjects as well as the mean level and weight. From the interview data of cue classified into each category, there analyzed qualitatively what kind of meaning and function. In the second stage, there compared differences in the gestational age at admission, gestational age at the time of the interview, period of time between admission and interview, and SEIQoL index scores between the following two groups based on the quartile of the SEIQoL index score: 75% (high group) and 25% (low group) (p < .05). The research ethics committee of the Niigata University School of Medicine approved the study (No. 1545). All participants were provided with verbal and written explanations of the study, and their written informed consent was obtained prior to study initiation. Results: The total number of cues identified by the subjects was 95, and the mean SEIQoL index score was 62.0. There generated 13 categories from the cues and interview data. The category with the highest number of cues was “relationship with family. “There found no significant differences in the diagnoses made upon hospitalization between the patients in the high and low groups or in terms of the number of participants undergoing intravenous therapy or the degree of bed rest required. The results of the intergroup comparisons of the mean SEIQoL index scores indicated a significant. The pregnant women in the MFICU identified their extended families a constituent of their QoL to an extent greater than that anticipated by the care providers. Furthermore, although temporary, the fact that the women could not care for their family members negatively impacted their evaluation of the QoL.The perception that hospitalization in the MFICU allows pregnant women to maintain the health of their fetuses was a major constituent in the QoL. In the low group, there was a tendency not to indicate “growth and health of the fetus” as a constituent of QoL. Satisfaction, to a certain degree, with their ability to maintain cleanliness while complying with the restrictions placed on them in the hospital and the ability to gainfully utilize the long periods of time they spent in bed were factors that were linked to a high degree of satisfaction. However, their desire to have their meals and move around freely was not sufficiently met during their time in the MFICU. However, their desire to have their meals and move around freely was not sufficiently met during their time in the MFICU. Discussion: The individual QOL of pregnant women hospitalized in an MFICU, as assessed using the SEIQoL-DW, is not necessarily high, perhaps because of difficulties related to experiencing a response shift. There is a need to investigate ways to alleviate the restrictions on pregnant women in the MFICU receiving visitors and ensure that they have a private space where they can spend time with family members. The study findings suggest that it is important for care providers to provide detailed information regarding the health of the fetus as well as daily changes in their health status; moreover, it is important for care providers to provide positive feedback that reinforces the sense that the time pregnant women spend in MFICU is meaningful. Finally, the QoL of pregnant women in the MFICU can be improved by improving the services related to their meals and their ability to move around freely.
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/00051674
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