論文詳細

医学部保健学科 医歯学系 #学術雑誌論文

高率にエッジを保存可能な適応型部分メジアンフィルタ

AI解説:
画像処理の分野では、画像からノイズを低減する際に、重要なエッジをできるだけ保持しながらノイズのみを除去することが求められます。このため、多くのエッジ保存型平滑化フィルタが提案されています。最近では、高橋らによって関心領域内で信号成分とノイズ成分を取捨選択する仕組みを持つ適応型部分平均フィルタ(APAF)が提案されており、ノイズ低減とエッジ保持のバランスを取ることが可能です。本論文では、このAPAFを基にしてより高いエッジ保存率を実現する適応型部分メジアンフィルタ(APMF)を提案し、その性能を検証することを目的としています。
AI解説を見る
著者名:
李 鎔範, 高橋 規之, 蔡 篤儀
掲載誌名:
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム
巻:
J89-D
号:
12
ページ:
2771 - 2775
発行日:
2006-12
著者による要約:
高率にエッジを保ちながらノイズ低減を行う適応型部分メジアンフィルタを提案する.X線CTで撮影したシミュレーション画像を用いて11種類の既存の平滑化フィルタと比較した結果,エッジの保存率に関して,提案法が既存法よりも明らかに優れていることが確認された.
新潟大学学術リポジトリリンク: