論文詳細

医学部保健学科 医歯学系 #学術雑誌論文

半円形モデルのテンプレートマッチングによるヘリカルCT画像における胸壁周辺の腫瘤陰影の自動検出法

AI解説:
肺がんの罹患率が増加し、胸部X線写真による検査の需要が高まる中で、医師の診断を支援するコンピュータ支援診断(CAD)システムの開発が望まれています。特に、胸部ヘリカルX線CT画像における腫瘤陰影の自動検出法は重要な課題となっており、既にいくつかの手法が提案されています。しかし、胸壁に接する半円形の腫瘤陰影を自動的に検出する方法はまだ確立されていません。本論文は、このような胸壁に接し半円形に写る腫瘤陰影の自動検出法を新たに提案することを目的としています。
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著者名:
李 鎔範, 児島 敦司, 原 武史, 藤田 広志, 伊藤 茂樹, 石垣 武男
掲載誌名:
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理
巻:
J83-D-II
号:
1
ページ:
419 - 422
発行日:
2000-01
著者による要約:
これまで自動検出の対象とされることがなかった胸壁上の腫瘤陰影の自動検出法を報告する.ここではその方法として半円形の腫瘤モデルを用いた胸壁に沿ったテンプレートマッチング法を新たに提案する.本手法を20症例(557枚)の胸部ヘリカルCT画像に適用した結果,24個の胸壁に接する腫瘤陰影のうち17個を検出することができた.
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