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工学部 自然科学系 #学術雑誌論文

都道府県による都市計画道路の見直しガイドラインに関する運用実態と課題

AI解説:
高度経済成長期に計画された都市計画道路は、市街地の人口集中と拡大を前提としていたが、近年の人口減少によりその前提が崩れ、長期未着手の都市計画道路に矛盾が生じている。そのため、国土交通省は2001年に都市計画道路の見直しを提言し、各都道府県がガイドラインを策定することになった。しかし、見直しには沿線住民の合意形成が難しく、計画決定権者と事業者が異なるため、見直しが円滑に進まない問題がある。本研究の目的は、都道府県のガイドラインの策定状況、記載内容、運用実態を明らかにし、今後の課題を抽出することである。
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著者名:
佐野 育実, 岡崎 篤行, 梅宮 路子
掲載誌名:
都市計画論文集
巻:
44
号:
3
ページ:
247 - 252
発行日:
2009-10
著者による要約:
近年、都市計画道路の見直しが必要とされている中、都道府県による都市計画道路の見直しガイドラインが策定されている。しかし、都市計画道路の見直しには、沿線住民の合意形成が困難であることや、見直しの主体が曖昧であることから円滑に進まないという課題がある。これらの課題に対して、都市計画道路の見直しガイドラインの記載内容や運用実態が明らかとなっていない。本研究により、都市計画道路の見直しは全国的にあまり進んでいないこと、住民の合意形成を偏重した見直しのプロセスであること、見直しの主体が市町村であることから客観性や広域的視点よりも地域の実情が重視される可能性があることが分かった。今後の課題として、都市計画理念からの路線の必要性の検証、第三者機関の導入、都道府県による見直しの対象となる路線の抽出等が挙げられる。
Revision of planned road doesn
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