論文詳細

大学院自然科学研究科 自然科学系 #学位論文

コンクリート被覆を用いた腐食鋼矢板水路の保護工法の開発に関する研究

AI解説:
戦後の日本における食糧増産期や高度経済成長期に、多くの農業水利施設が整備されました。これにより、ダムや用排水路といった施設が全国に広がり、農業生産を支える重要な役割を果たしています。しかし、これらの施設は経年劣化により多くが標準耐用年数を超えており、突発事故の発生が増加しています。このような状況の中で、限られた予算の中で効率的かつ効果的な維持管理を行うためには、ライフサイクルコスト(LCC)の低減および施設の長寿命化が求められています。特に、鋼矢板を用いた農業用用排水路は腐食が進行しており、その対策が急務です。本研究は、腐食した鋼矢板にコンクリートを被覆し、鋼矢板‐コンクリート複合材として補修する技術の開発を目的としています。
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著者名:
小林 秀一
発行日:
2016-09-20
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