論文詳細

自然科学系 理学部 #紀要論文

Triassic and Jurassic radiolarian response to global catastrophic events in the Panthalassa Ocean, as recorded in the Mino Belt, central Japan

AI解説:
本論文は、日本中部の美濃帯に分布する下部三畳系〜中部ジュラ系の遠洋性(pelagic)堆積層序を対象とした巡検ガイドであり、放散虫(radiolarians)とそれに伴う堆積学的・地球化学的シグナルが、パンサラッサ海(Panthalassa Ocean)における「全球的な破局的事象(global catastrophic events)」をどのように記録しているかに重点を置く。美濃帯は、中期〜後期ジュラ紀の沈み込みに関連した付加体(accretionary complex)で、整然ユニット(coherent units)として重なり合うスラストシートの累重からなり、比較的連続的な「チャート–砕屑岩シーケンス(chert–clastic sequence)」を保存する。すなわち、深海(炭酸カルシウム補償深度より深く、陸源供給の影響から遠い)で堆積した下部三畳系〜下部ジュラ系の層状チャート(bedded chert)の上位に、海洋プレートが海溝へ近づくにつれて半遠洋性(hemipelagic)条件へ移行したことを反映する中部ジュラ系の砕屑岩が重なる。犬山–上麻生地域は、詳細な放散虫生層序に加え、コノドント、古地磁気、鉱物学、地球化学の補完的研究によって裏づけられた、三畳紀〜ジュラ紀のパンサラッサ海記録として最も完全なものの一つを保存する。本稿の目的は、これらのセクションの層序と微化石学を紹介しつつ、無酸素(anoxia)、気候駆動の変化、天体衝突(bolide impact)、ジュラ紀の海洋無酸素条件に対する放散虫の応答を強調し、これらの観察を付加体および「海洋プレート層序(oceanic plate stratigraphy)」の枠組みに結びつけることである。
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著者名:
Onoue Tetsuji, Hori Rie S., Kojima Satoru
掲載誌名:
Science reports of Niigata University. (Geology)
巻:
32(Supplement)
ページ:
29 - 69
発行日:
2017-10
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