論文詳細

自然科学系 理学部 #紀要論文

Middle Permian tectono-sedimentary history with biotic reaction of the Southern Kitakami Terrane, northeast Japan

AI解説:
本論文は、ペルム紀末の大量絶滅に先行した中期ペルム紀(Guadalupian)の生物危機を扱う。Guadalupianには、多くの海生の殻をもつ底生生物群(例:bryozoans、brachiopods、gastropods、bivalves、trilobites、fusulmes)が大きな損失を被ったことが指摘されており、その要因として海洋無酸素(oceanic anoxia)、気候の振動(climatic oscillations)、テクトニクスに誘発された古地理(palaeogeographic)の再編、火山活動(volcanism)などが提案されてきたものの、因果関係の解釈は依然として論争的である。著者は、絶滅を「環境変化によって新たに形成された生息環境に生物が適応できない」という生態学的な帰結として位置づける。これを踏まえ、本研究の目的は、日本北東部の南部北上山地(Southern Kitakami Massif;Southern Kitakami Terrane)における中期ペルム紀の堆積環境の変遷とそれに伴う生物の応答を記載し、活動的大陸縁(active-margin)という場における環境史と生物史を結びつけた復元を行うことである。狙いは全球的な機構を直接解明することではなく、Guadalupianの絶滅期に関係する局地的な生物相の交代が、テクトニクス—堆積(tectono-sedimentary)の変化とどのように関係しうるかを示す詳細な事例を提供する点にある。
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著者名:
Shiino Yuta
掲載誌名:
Science reports of Niigata University. (Geology)
巻:
29(Supplement)
ページ:
16 - 17
発行日:
2014-10
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