論文詳細
自然科学系
理学部
#紀要論文
Geochemical relationships of basalts and andesites from the Kuan-Yin Mt. at NW Taiwan
- AI解説:
- 台湾北部は、琉球弧(Ryukyu arc)と北ルソン弧(North Luzon arc)が交差するテクトニクス上の結節点である。これらの海洋弧の一般的な岩石成因(petrogenesis)については先行研究で議論されてきた一方で、著者らは、個々の火山を構成する溶岩どうしの詳細な地球化学的関係が十分に制約されていないと主張する。本研究は琉球弧の西端に位置する観音山(Kuan-Yin Mt.)に焦点を当て、同火山の玄武岩質から安山岩質に至る溶岩の間に、岩石成因上のつながり(あるいはつながりがないこと)があるのかを明らかにすることを目的とする。このため著者らは、比較的多数の試料について主要元素・微量元素および放射成因(radiogenic)同位体組成を分析する。中心的な目的は、観音山の異なる溶岩タイプが、分別結晶作用(fractional crystallization)やマグマ混合(magma mixing)といった単純な過程で説明できるのか、あるいは異なるマントル起源(mantle sources)に由来する複数の異なる親マグマ(parental magmas)を必要とするのかを判定することである。
AI解説を見る
自然科学系
理学部
#紀要論文
Geochemical relationships of basalts and andesites from the Kuan-Yin Mt. at NW Taiwan
AI解説
- 背景と目的:
-
台湾北部は、琉球弧(Ryukyu arc)と北ルソン弧(North Luzon arc)が交差するテクトニクス上の結節点である。これらの海洋弧の一般的な岩石成因(petrogenesis)については先行研究で議論されてきた一方で、著者らは、個々の火山を構成する溶岩どうしの詳細な地球化学的関係が十分に制約されていないと主張する。本研究は琉球弧の西端に位置する観音山(Kuan-Yin Mt.)に焦点を当て、同火山の玄武岩質から安山岩質に至る溶岩の間に、岩石成因上のつながり(あるいはつながりがないこと)があるのかを明らかにすることを目的とする。このため著者らは、比較的多数の試料について主要元素・微量元素および放射成因(radiogenic)同位体組成を分析する。中心的な目的は、観音山の異なる溶岩タイプが、分別結晶作用(fractional crystallization)やマグマ混合(magma mixing)といった単純な過程で説明できるのか、あるいは異なるマントル起源(mantle sources)に由来する複数の異なる親マグマ(parental magmas)を必要とするのかを判定することである。
- 主要な発見:
-
観音山の火山噴出物は、含まれる鉱物に基づき、pyroxene andesites(PA)、two pyroxene andesites(TPA)、hyperthene-hornblende andesites(HHA)に区分され、それぞれ噴出年代は 0.53、0.43、0.34 Ma と若くなる。最も新しい olivine basalts(OB;0.2 Ma)は、観音山の南東部にある小規模なスコリア丘(cinder cone)を形成する。全試料で Nb、Ta、Ti の欠乏が見られ、弧(arc)溶岩に特徴的な地球化学的シグネチャと整合する。主要元素の系統性では、OB–PA–TPA–HHA の系列に沿って MgO が減少するにつれて CaO は減少し、Al2O3 は増加する。著者らはこれを、斜長石(plagioclase)の分別を伴わない単斜輝石(clinopyroxene)の分別結晶作用と整合的だと解釈する。しかし、同じ MgO における比較では、PA は TPA よりも全鉄、TiO2、P2O5 がわずかに高く、SiO2 が低いことから、単一の分別結晶作用トレンドだけでは説明しにくい差異が示される。微量元素の関係が重要な制約を与える。La–Nd 空間では、4群は互いにほぼ平行な正のトレンドを示し、Nd が同程度の条件で La は OB から PA、TPA、HHA へと増加する。同様のパターンは La–MREE および La–HREE のプロットでも見られる。同位体では、143Nd/144Nd と 176Hf/177Hf は群間で概ね重なる一方、PA は他の群より Sr/Sr が低い。これらの変動を総合して著者らは、4つの溶岩群が分別結晶作用によって(またマグマ混合によっても)導かれたという解釈に否定的であり、代わりに、異なるマントル起源に由来する別個の親マグマを支持すると論じている。
- 方法論:
-
本研究では、岩石成因の制約を明確な目的として、観音山の溶岩試料 45 点について主要元素・微量元素組成および Sr、Nd、Hf の同位体比を分析する。試料分類は岩石記載/鉱物組合せ(petrography/mineral assemblages)に基づき、OB、PA、TPA、HHA の4群を得る。著者らはこれらの区分を、利用可能な噴出年代(PA、TPA、HHA、OB に対してそれぞれ 0.53、0.43、0.34、0.2 Ma)と統合し、時間変化および噴出中心間(南東部の OB スコリア丘を含む)での地球化学的差異を位置づける。解釈は、(i) 多元素挙動における弧に特徴的なシグネチャ(Nb–Ta–Ti 欠乏)、(ii) MgO に対する主要元素変動から分別相を推定すること(とくに単斜輝石、および報告されたトレンドにおいて斜長石分別の証拠がない点)、(iii) 微量元素の共変動(例:La と Nd、La と MREE および HREE)により、各群が共通の分化線(differentiation line)に沿うかどうかを検証すること、に依拠する。次いで放射成因同位体(Sr、Nd、Hf)を用い、組成差が単一の親マグマからの分化よりも、異なるマントル起源を反映する方が妥当かを評価する。
- 結論と意義:
-
著者らは、観音山の玄武岩質および安山岩質溶岩は、単一の親マグマが分別結晶作用によって進化した産物としては説明できず、また関連するマグマ間のマグマ混合の結果としても説明できないと結論づける。代わりに、OB、PA、TPA、HHA は、異なるマントル起源に由来する異なる親マグマの産物であると推定する。この結論は主として、群間で見られる互いにほぼ平行な微量元素トレンド(とくに Nd が同程度での La の系統的なオフセット、および MREE・HREE を含む同様のオフセット)と、同位体の違い、すなわち 143Nd/144Nd と 176Hf/177Hf が概ね重なるにもかかわらず PA の Sr/Sr が他群より低いことによって支持される。本研究の意義は、台湾北部の重要な arc–arc 結節点において、火山体スケールの地球化学的制約を提示し、単一の火山体内であっても観測される組成多様性を説明するには、複数のマントル由来マグマバッチが必要となりうることを強調した点にある。
- 今後の展望:
-
本論文は、結論の含意を超えて、今後の研究や明示的な研究展望について有意な議論を行っていない。
- 背景と目的:
-
台湾北部は、
と琉球弧 ( 沖縄などに沿って並ぶ火山や島の帯のことで、海のプレートが沈み込むことで火山活動が起こりやすい地域です。どんなマグマができるかを考える土台になります。) という2つの「火山島の並び(北ルソン弧 ( フィリピン北部付近にある火山や島の帯で、琉球弧と同じく沈み込みに関係してできます。台湾北部ではこの弧と琉球弧が近くで関わります。) )」が交わる、とても重要な場所です。これまで弧の火山岩がどうやってできるかは大まかに研究されてきましたが、1つの火山の中にあるいろいろな溶岩どうしが、細かく見て本当に同じつながりをもっているのかは、はっきりしていませんでした。弧 ( 海のプレートが沈み込む場所に沿って、火山や島が弓なりに並ぶ地域のことです。弧の溶岩には共通した化学的特徴が出やすいです。)
そこでこの研究では、琉球弧の西端にある観音山(Kuan-Yin Mt.)に注目し、 から玄武岩 ( 比較的MgやFeが多く、SiO2が少ない火山岩で、マントル由来のマグマに近いことが多いです。安山岩との関係を調べることで成因が分かります。) までの溶岩が、同じマグマから連続的に変化してできたものなのか、それとも最初から別々のマグマが関わっているのかを調べました。そのために、多くの試料について安山岩 ( 玄武岩よりSiO2が多く、中間的な性質をもつ火山岩です。火山弧でよく見られ、分化の進み具合を考える材料になります。) ・主要元素 ( 岩石の中に多く含まれる元素成分(Si、Al、Fe、Mg、Caなど)で、マグマの性質や結晶分化の流れを大まかに示します。) ・同位体の割合を測り、微量元素 ( 量は少ないが、マグマの起源や変化に敏感に反応する元素です。親マグマが同じか違うかを見分けるのに役立ちます。) や分別結晶作用 ( マグマが冷えて結晶ができ、それが分かれて取り除かれることで、残ったマグマの成分が変わっていく過程です。溶岩の成分変化を説明する代表的な仕組みです。) だけで説明できるか、または複数の「マグマ混合 ( 性質の違うマグマどうしが混ざることです。成分が中間的になったりばらついたりする原因として考えられます。) 」が必要かを判断しようとしました。親マグマ ( 分別結晶作用などで変化する前の「出発点となるマグマ」のことです。親マグマが複数あるなら、溶岩の違いを1本の変化では説明できません。)
- 主要な発見:
-
観音山の溶岩は、入っている鉱物の種類にもとづいて、PA、TPA、HHAの3タイプに分けられました。噴出した年代は古い順に0.53、0.43、0.34Maです。さらに最も新しいOB(0.2Ma)は、観音山の南東部で小さな
を作っています。スコリア丘 ( 火山の噴火で飛び散った軽石状の岩片(スコリア)が積もってできる小さな丘です。新しい噴火の場所や活動の特徴を示します。)
すべての試料でNb、Ta、Tiが少ない特徴が見られ、これは の火山の溶岩によくある特徴と合っています。弧 ( 海のプレートが沈み込む場所に沿って、火山や島が弓なりに並ぶ地域のことです。弧の溶岩には共通した化学的特徴が出やすいです。) の変化を見ると、OB→PA→TPA→HHAの順で主要元素 ( 岩石の中に多く含まれる元素成分(Si、Al、Fe、Mg、Caなど)で、マグマの性質や結晶分化の流れを大まかに示します。) が減るにつれてCaOが減り、Al2O3が増えました。研究者はこれを「MgO ( マグネシウムを含む主要成分で、一般にMgOが高いほど「できたばかりで未分化なマグマ」に近いと考えられます。分化の進み具合を比べる基準になります。) はあまり分かれず、斜長石 ( 火山岩によく含まれる鉱物で、分別結晶作用で早い段階から晶出することがあります。分別したかどうかで主要元素の変化パターンが変わります。) が主に分かれる単斜輝石 ( マグマから結晶として分かれやすい鉱物の1つで、分別結晶作用の中心的な役割を担うことがあります。本研究ではこの鉱物の分別が重要だと考えられました。) 」と合う結果だと考えました。分別結晶作用 ( マグマが冷えて結晶ができ、それが分かれて取り除かれることで、残ったマグマの成分が変わっていく過程です。溶岩の成分変化を説明する代表的な仕組みです。)
しかし、同じMgO量で比べると、PAはTPAより鉄やTiO2、P2O5が少し多く、SiO2が少し少ないなど、単純に1本の分別結晶作用の流れだけでは説明しにくい違いもありました。
さらに では、LaとNdの関係などで、4つのグループが「ほぼ平行な増え方」を示し、Ndが同程度でもLaがOB→PA→TPA→HHAの順に増えるような、系統的なずれが見えました。同じようなずれはLaと微量元素 ( 量は少ないが、マグマの起源や変化に敏感に反応する元素です。親マグマが同じか違うかを見分けるのに役立ちます。) 、LaとMREE ( 希土類元素のうち中間的な重さのグループのことです。微量元素のパターンからマグマの起源や過程を考えるのに使います。) の関係でも見られました。同位体では、NdとHfはグループ間でだいたい重なる一方、PAのSrHREE ( 希土類元素のうち重いグループのことです。マントルの条件や鉱物の影響を受けやすく、起源の違いを見分ける助けになります。) は他より低い特徴がありました。これらをまとめて、研究者は「同じマグマが変化してできた」というより、「別々の同位体比 ( 同じ元素でも重さが違う原子(同位体)の割合を数値で表したものです。材料の起源が同じかどうかを判断するのに使います。) がある」と考える方が自然だと判断しました。親マグマ ( 分別結晶作用などで変化する前の「出発点となるマグマ」のことです。親マグマが複数あるなら、溶岩の違いを1本の変化では説明できません。)
- 方法論:
-
観音山の溶岩45試料について、
・主要元素 ( 岩石の中に多く含まれる元素成分(Si、Al、Fe、Mg、Caなど)で、マグマの性質や結晶分化の流れを大まかに示します。) の量と、Sr、Nd、Hfの微量元素 ( 量は少ないが、マグマの起源や変化に敏感に反応する元素です。親マグマが同じか違うかを見分けるのに役立ちます。) を測定しました。試料は岩石の見た目や鉱物の組み合わせでOB、PA、TPA、HHAの4グループに分類し、それぞれの噴出年代(0.53、0.43、0.34、0.2Ma)も合わせて、時間変化や噴出場所の違いを考えました。同位体比 ( 同じ元素でも重さが違う原子(同位体)の割合を数値で表したものです。材料の起源が同じかどうかを判断するのに使います。)
解釈では、 の溶岩に特徴的なNb、Ta、Tiの少なさ、弧 ( 海のプレートが沈み込む場所に沿って、火山や島が弓なりに並ぶ地域のことです。弧の溶岩には共通した化学的特徴が出やすいです。) に対する主要元素の変化からどの鉱物が分かれたかの推定、微量元素どうしの関係から同じ分化の流れに乗っているかの確認を行いました。さらに同位体を使って、1つのMgO ( マグネシウムを含む主要成分で、一般にMgOが高いほど「できたばかりで未分化なマグマ」に近いと考えられます。分化の進み具合を比べる基準になります。) からの変化で説明できるか、それとも親マグマ ( 分別結晶作用などで変化する前の「出発点となるマグマ」のことです。親マグマが複数あるなら、溶岩の違いを1本の変化では説明できません。) の起源が違うと考えるべきかを評価しました。マントル ( 地球の地下で地殻の下にある厚い層で、マグマの主な材料が生まれる場所です。マントルの違いは親マグマの違いにつながります。)
- 結論と意義:
-
観音山の
質溶岩と玄武岩 ( 比較的MgやFeが多く、SiO2が少ない火山岩で、マントル由来のマグマに近いことが多いです。安山岩との関係を調べることで成因が分かります。) 質溶岩は、1つの安山岩 ( 玄武岩よりSiO2が多く、中間的な性質をもつ火山岩です。火山弧でよく見られ、分化の進み具合を考える材料になります。) が親マグマ ( 分別結晶作用などで変化する前の「出発点となるマグマ」のことです。親マグマが複数あるなら、溶岩の違いを1本の変化では説明できません。) で連続的に変化してできたものとしては説明できず、分別結晶作用 ( マグマが冷えて結晶ができ、それが分かれて取り除かれることで、残ったマグマの成分が変わっていく過程です。溶岩の成分変化を説明する代表的な仕組みです。) だけでも説明しにくいと結論づけられました。その代わり、OB、PA、TPA、HHAは、それぞれ異なるマグマ混合 ( 性質の違うマグマどうしが混ざることです。成分が中間的になったりばらついたりする原因として考えられます。) 起源をもつ別々の親マグマからできた可能性が高いとされました。マントル ( 地球の地下で地殻の下にある厚い層で、マグマの主な材料が生まれる場所です。マントルの違いは親マグマの違いにつながります。)
この結論は、 で見られた平行なトレンドと系統的なずれ、そしてNdやHfが似ていてもPAだけSr微量元素 ( 量は少ないが、マグマの起源や変化に敏感に反応する元素です。親マグマが同じか違うかを見分けるのに役立ちます。) が低いという違いによって支えられています。重要なのは、1つの火山の中でも溶岩の成分が多様になる理由として、マントルから来るマグマが複数回・複数種類入りうることを示した点です。これは、台湾北部のような同位体比 ( 同じ元素でも重さが違う原子(同位体)の割合を数値で表したものです。材料の起源が同じかどうかを判断するのに使います。) どうしが交わる地域を理解するうえで大切な手がかりになります。弧 ( 海のプレートが沈み込む場所に沿って、火山や島が弓なりに並ぶ地域のことです。弧の溶岩には共通した化学的特徴が出やすいです。)
- 今後の展望:
-
この論文では、今後の研究計画や具体的な研究の進め方について、目立った議論は行われていません。
- 何のために?:
-
台湾の北のほうは、とても大事な場所です。
そこでは、火山の島の列が2つ交わります。
火山の岩は、 がマグマ ( 地球の中にあるとても熱 いどろどろの岩で火山から出て溶岩 になり岩のもとになるので火山のしくみを考えるのに重要 です) 冷 えてできます。
でも、1つの火山でも、ちがう岩が出ます。
それらが同じマグマからできたかは、はっきりしません。
そこで研究者は、観音山という火山を調べました。
黒っぽい岩から、少し明るい岩まで見ました。
同じマグマが、少しずつ変 わったのかを調べました。
それとも、はじめから別 のマグマかを調べました。
そのために、岩の中の をくわしく成分 ( 岩やマグマの中に何がどれくらい入っているかという中身のことですごく少しのちがいでもでき方のちがいが分かるので重要 です) 測 りました。
- 何が分かったの?:
-
観音山の
は、3つの溶岩 ( 火山から外に出てきたマグマで冷 えると岩になるため火山がいつどんな岩を作ったかを知るのに重要 です) 型 に分けられました。
型 の名前は、PA、TPA、HHAです。
ほかに、いちばん新しいOBも見つかりました。
できた順番 は、古いものから0.53、0.43、0.34です。
OBは0.2で、山の南東に小さな丘 を作ります。
どの溶岩 も、ある金属 が少ない特徴 がありました。
それは、 によくある合図です。弧 の火山( 島が弓の形に並 ぶ場所にできやすい火山のタイプで地下の動きと関係 があるため火山の場所の理由を知るのに重要 です)
の成分 ( 岩やマグマの中に何がどれくらい入っているかという中身のことですごく少しのちがいでもでき方のちがいが分かるので重要 です) 変 わり方も、順番 にちがいが出ました。
OBからHHAへ、ある成分 がだんだん減 りました。
そのとき、別 の成分 は減 ったり増 えたりしました。
これは、 の中でマグマ ( 地球の中にあるとても熱 いどろどろの岩で火山から出て溶岩 になり岩のもとになるので火山のしくみを考えるのに重要 です) が分かれる考えと合います。結晶 ( マグマが冷 えるときにできるつぶのような固 まりで何が先に結晶 になるかで残 りのマグマの成分 が変 わるので重要 です)
でも、同じくらいの条件 でも違 いがありました。
そのため、1つの流れだけでは説明 しにくいです。
さらに、細かい成分 の並 び方にもずれがありました。
ずれ方は、OB、PA、TPA、HHAで順 に変 わります。
同じようなずれは、ほかの成分 でも見えました。
という同位体 ( 同じ成分 でも少しだけ重さがちがう目印 でどこから来たマグマかや混 ざったかを調べるのに重要 です) 目印 でも、少しちがいがありました。
PAだけ、 のSr ( ストロンチウムという成分 で同位体 の目印 として使いマグマのもとが同じかちがうかを見分けるのに重要 です) 目印 がほかより低 かったです。
なので、親になるマグマが別々 だと考えました。
- どうやったの?:
-
観音山の
を45こ集めて調べました。溶岩 ( 火山から外に出てきたマグマで冷 えると岩になるため火山がいつどんな岩を作ったかを知るのに重要 です)
岩の大事な と、細かい成分 ( 岩やマグマの中に何がどれくらい入っているかという中身のことですごく少しのちがいでもでき方のちがいが分かるので重要 です) 成分 を測 りました。
という、同位体 ( 同じ成分 でも少しだけ重さがちがう目印 でどこから来たマグマかや混 ざったかを調べるのに重要 です) 成分 の目印 も調べました。
目印 は、 、Sr ( ストロンチウムという成分 で同位体 の目印 として使いマグマのもとが同じかちがうかを見分けるのに重要 です) 、Nd ( ネオジムという成分 で同位体 の目印 として使いマグマの由来を調べるのに重要 です) です。Hf ( ハフニウムという成分 で同位体 の目印 として使い岩ができたもとを調べるのに重要 です)
岩の見た目や、中の で4つに分けました。鉱物 ( 岩を作っている小さな材料 の種類 で岩の見た目や成分 のちがいの理由を考える手がかりなので重要 です)
グループは、OB、PA、TPA、HHAです。
それぞれの、できた年代も合わせて考えました。
成分 の変化 から、どの鉱物 が分かれたか考えました。
細かい成分 の関係 も見て、同じ流れか確 かめました。
同位体 の目印 で、元の が同じか見ました。マグマ ( 地球の中にあるとても熱 いどろどろの岩で火山から出て溶岩 になり岩のもとになるので火山のしくみを考えるのに重要 です)
もし違 えば、マグマのもとが別 だと考えます。
- 研究のまとめ:
-
観音山の
は、1つの溶岩 ( 火山から外に出てきたマグマで冷 えると岩になるため火山がいつどんな岩を作ったかを知るのに重要 です) では親マグマ ( ほかのマグマや溶岩 のもとになった元のマグマのことでいくつの元があるかで火山の歴史 の見え方が変 わるので重要 です) 説明 できません。
どうしがマグマ ( 地球の中にあるとても熱 いどろどろの岩で火山から出て溶岩 になり岩のもとになるので火山のしくみを考えるのに重要 です) 混 ざるだけでも、説明 しにくいです。
そのかわり、別々 の親マグマがあった可能性 が高いです。
OB、PA、TPA、HHAは、元がちがうと考えます。
その理由は、細かい のずれが成分 ( 岩やマグマの中に何がどれくらい入っているかという中身のことですごく少しのちがいでもでき方のちがいが分かるので重要 です) 続 いて見えたからです。
そしてPAだけ、 のSr ( ストロンチウムという成分 で同位体 の目印 として使いマグマのもとが同じかちがうかを見分けるのに重要 です) 目印 が低 かったからです。
大事なのは、1つの火山でもマグマが何回も来る点です。
しかも、ちがう種類 のマグマが来ることもあります。
これは、台湾北部のしくみを知る手がかりです。
- これからどうする?:
-
この
論文 では、これからの計画はあまり書いていません。
- 著者名:
- Lin Yu-Chia, Yang Huai-Jen, Takazawa Eiichi
- 掲載誌名:
- Science reports of Niigata University. (Geology)
- 巻:
- 29(Supplement)
- ページ:
- 50 - 50
- 発行日:
- 2014-10
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/30740
