論文詳細

自然科学系 理学部 #紀要論文

Comparative study of Upper Zone and Lower Zone of Horoman peridotite complex, Hokkaido, Japan

AI解説:
日本の北海道にある幌満peridotite complex(約8 km × 10 km)は、日高変成帯の南端に位置し、約1 Gaに中央海嶺での部分溶融によって形成された上部マントルの残留岩体であると長らく解釈されてきた。このcomplexはその後、上部マントルから下部地殻へと貫入し、20 Maに北東日本弧と千島弧のarc–arc collisionの際に日高変成帯へ取り込まれた。顕著な岩相の層状構造により、Upper ZoneとLower Zoneに区分できる。Upper Zoneは、比較的薄い層(数cm〜数m)と、plagioclase lherzoliteが豊富であることを特徴とする。一方、Lower Zoneはより厚い層(およそ100 m規模)からなり、plagioclase lherzolite、spinel lherzolite、harzburgiteが繰り返し現れるシーケンスを示す。数十年にわたり研究されてきたにもかかわらず、本論文は、Upper Zoneではfoliationに直交するトラバースに沿った連続的な組成変化の詳細な記載が依然として不足しており、Upper Zoneのperidotiteにおけるincompatible elementの濃集度も十分に制約されていないと主張する。したがって本研究の目的は、trace elementおよびincompatible elementの存在量を用いてUpper Zoneをより精密に特徴づけ、その結果をLower Zoneの結果と比較することで、complexに見られるgeochemical layeringの意味を解釈するための一歩とすることにある。
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著者名:
Shinohara Ayana, Takazawa Eiichi
掲載誌名:
Science reports of Niigata University. (Geology)
巻:
29(Supplement)
ページ:
55 - 55
発行日:
2014-10
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