論文詳細
自然科学系
理学部
#紀要論文
Late Cretaceous (Turonian-Coniacian) radiolarians from the Zabyat Formation in the Wadi Jizzi area, Oman Ophiolite
- AI解説:
- Oman Ophioliteは、ペリドタイトからなるマントル部、gabbro、sheeted dykes、そして噴出溶岩からなる、よく知られた海洋地殻断面を含み、その上位を遠洋性(pelagic)の堆積物が覆っている。このため、海洋でのマグマ活動と、その後の堆積作用およびテクトニックな再改変の重要な記録を提供する。玄武岩質の噴出岩シーケンスは3つの火山ユニット(V1、V2、V3 lavas)に区分されており、その上位の遠洋性堆積物(Suhaylah Formation)は、これまでCenomanian–Santonian?期の金属に富む(metalliferous)細粒の石灰質堆積物として記載されてきた。Suhaylah Formationの整合的上位にあるZabyat Formationは、主として礫岩(conglomerate)からなり、thrusting(衝上)に伴う海洋地殻の崩壊産物と解釈されている。先行研究ではZabyatの堆積プロセスは扱われていたが、Lasailセクション(Wadi Jizzi地域)において、礫岩に挟在する細粒堆積物の生層序学的年代は確立されていなかった。本研究は、radiolarian(放散虫)群集を用いてそれら細粒層準を年代決定し、Zabyat堆積の時期とそのテクトニックな含意を制約することを目的とする。
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自然科学系
理学部
#紀要論文
Late Cretaceous (Turonian-Coniacian) radiolarians from the Zabyat Formation in the Wadi Jizzi area, Oman Ophiolite
AI解説
- 背景と目的:
-
Oman Ophioliteは、ペリドタイトからなるマントル部、gabbro、sheeted dykes、そして噴出溶岩からなる、よく知られた海洋地殻断面を含み、その上位を遠洋性(pelagic)の堆積物が覆っている。このため、海洋でのマグマ活動と、その後の堆積作用およびテクトニックな再改変の重要な記録を提供する。玄武岩質の噴出岩シーケンスは3つの火山ユニット(V1、V2、V3 lavas)に区分されており、その上位の遠洋性堆積物(Suhaylah Formation)は、これまでCenomanian–Santonian?期の金属に富む(metalliferous)細粒の石灰質堆積物として記載されてきた。Suhaylah Formationの整合的上位にあるZabyat Formationは、主として礫岩(conglomerate)からなり、thrusting(衝上)に伴う海洋地殻の崩壊産物と解釈されている。先行研究ではZabyatの堆積プロセスは扱われていたが、Lasailセクション(Wadi Jizzi地域)において、礫岩に挟在する細粒堆積物の生層序学的年代は確立されていなかった。本研究は、radiolarian(放散虫)群集を用いてそれら細粒層準を年代決定し、Zabyat堆積の時期とそのテクトニックな含意を制約することを目的とする。
- 主要な発見:
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Lasailセクションの2つの層序レベルから得られた放散虫群集は、Zabyat FormationがTuronian期からConiacian期に及ぶことを示す。層序的に下部では、礫岩に挟在するmicritic limestoneからAlievium superbum (Squinabol)、Rhopalosyringium scissum O'Dogherty、Hemicryptocapsa polyhedra Dumitrica、Dictyomitra formosa Squinabolが産出し、著者らはこれらをTuronian期を示す指標(diagnostic)と解釈している。上部では、red mudstoneからPseudoaulophacus lenticulartus (White)、Pseudoaulophacus praeflorensis Pessagno、Theocampe salillum Foreman、Anikaella omanensis De Wever et al.が産出し、著者らはConiacian期と判定している。これらの結果を、下位のSuhaylah Formationについて既報の年代幅と合わせて、著者らは、テクトニック環境の大きな変化(mid-ocean ridge環境からsubduction-zone環境を経てoceanic thrustingへ)が、latest Cenomanian期からConiacian期にかけての約4 m.y.という短い期間に起きたと推定している。
- 方法論:
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本研究はWadi Jizzi地域のLasailセクションに焦点を当て、層序学的・生層序学的アプローチを用いる。著者らはZabyat Formationの層序を、(i) micritic limestoneおよびred mudstoneを挟在する下部の礫岩主体ユニット、(ii) red mudstoneとsiliceous mudstoneが卓越する上部区間、からなるものとして記載する。放散虫生層序は、礫岩累層中に挟み込まれた細粒層に適用され、下部のmicritic limestoneと上部のred mudstoneを対象とする。これらの岩相から回収された種の産出情報を、著者らが引用する既刊の分類学的・層序学的枠組み(例:O'Dogherty, 1994; Pessagno, 1976; Bandini et al., 2008)と比較し、採取層準の年代を割り当てる。得られた年代判定は、Suhaylah Formationに関する既存の年代情報と統合され、ophioliteに関連する堆積被覆層が記録するテクトニック遷移の継続期間を解釈するために用いられる。
- 結論と意義:
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本論文は、Lasailにおける礫岩を伴うZabyat Formation内部の細粒堆積物が、放散虫に基づき、下部がTuronian期、上部がConiacian期という年代幅を明確に示すと結論づける。この年代の精密化は、同層の層序に関して従来未検討であった側面、すなわち衝上に関連した礫岩堆積に随伴する細粒挟在層の堆積時期を扱うものである。新たに得られたZabyatの生層序を、下位のSuhaylah Formationに対して確立されている制約と組み合わせることで、著者らは、Oman Ophioliteの堆積シーケンスが記録するテクトニック進化は急速であったと主張する。すなわち、mid-ocean ridge条件から、subductionに関連する環境を経て、oceanic thrustingへ至る移行が、約4 m.y.(latest Cenomanian期〜Coniacian期)で起きたと推定される。本研究の意義は、この主要なophiolite産地におけるLate Cretaceousのテクトニック再編の速度を解釈するための、より厳密に制約された時間枠を提供する点にある。
- 今後の展望:
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本論文は、提示した結果を超えて、今後の研究方向、拡張案、または具体的な次のステップについて、有意な議論を行っていない。
- 背景と目的:
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オマーン・
は、海洋地殻とその下のマントルにあたる部分が、陸上でよく観察できる場所として有名です。下から順に、マントルの岩石、オフィオライト ( もともと海底にあった海洋地殻とマントル上部が、陸に運ばれてきた岩石のセットを指します。プレート運動や地球内部の活動を理解する手がかりになります。) 、岩脈が密集した部分、噴出した溶岩があり、その上を深い海でたまった堆積物が覆っています。つまり、海の中央で起きるマグマ活動、その後の堆積、さらに地殻変動による作り変えの歴史をまとめて読み取れる貴重な記録です。ガブロ ( 海洋地殻の深いところでマグマがゆっくり冷えてできる粗い粒の岩石です。海洋地殻の成り立ちを考える基本情報になります。)
この地域では、溶岩の層の上にSuhaylah層という深海の堆積物がのり、さらにその上にZabyat層という が主な地層が重なります。Zabyat層は、地殻が押し上げられる運動の途中で海洋地殻が崩れてできた礫がたまったものだと考えられてきました。しかし、Lasailという地点では、礫岩の間に挟まる細かい堆積物が「いつの時代のものか」がはっきりしていませんでした。そこで本研究は、礫岩 ( 丸い石や角ばった石などの大きな礫が集まり、固まった岩石です。崩壊や強い流れなど、エネルギーの大きい環境を示します。) の化石を使ってその細粒層の年代を決め、Zabyat層がたまった時期と、それが示す地殻変動の意味を明らかにすることを目的としています。放散虫 ( 海にすむ小さなプランクトンで、ガラスのような殻をもち、化石として残りやすい生物です。種類ごとに生きた時代が限られるため、地層の年代決定に役立ちます。)
- 主要な発見:
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Lasail地点の2つの
から得た層準 ( 地層の中での特定の高さや位置を指します。どこから試料を取ったかを正確に示すために使います。) 化石の組み合わせから、Zabyat層は放散虫 ( 海にすむ小さなプランクトンで、ガラスのような殻をもち、化石として残りやすい生物です。種類ごとに生きた時代が限られるため、地層の年代決定に役立ちます。) からトゥロニアン期 ( 白亜紀後期の一時期で、地層の年代をより細かく区切る区分です。放散虫の種類で判定できるため、本研究の年代決定の柱になります。) にかけての地層だと分かりました。コニアシアン期 ( トゥロニアン期の後に続く白亜紀後期の一時期です。Zabyat層の上部がこの時期だと分かることで、堆積の期間を絞り込めます。)
地層の下の方では、 に挟まった礫岩 ( 丸い石や角ばった石などの大きな礫が集まり、固まった岩石です。崩壊や強い流れなど、エネルギーの大きい環境を示します。) から特定の放散虫が見つかり、これらはトゥロニアン期を示す目印になると判断されました。上の方では、赤いミクライト質石灰岩 ( 非常に細かい炭酸カルシウムの泥が固まった石灰岩です。静かな海の環境でできやすく、微化石が含まれることがあります。) から別の放散虫が見つかり、こちらはコニアシアン期を示すと判断されました。泥岩 ( 泥が固まってできた岩石です。細粒で化石を含むことがあり、堆積環境の情報も読み取れます。)
さらに、下位のSuhaylah層のこれまでの年代情報と合わせることで、 のような環境から海嶺 ( 海の中央でプレートが広がり、新しい海洋地殻が作られる場所です。オフィオライト形成の出発点として重要です。) の環境を経て、最終的に海洋地殻が沈み込み帯 ( 一方のプレートが他方の下に沈み込む場所です。強い変形や火山活動が起きやすく、環境が大きく変わる原因になります。) する段階へと移る大きな変化が、約400万年という短い期間(衝上 ( 大きな力で地層が押され、別の地層の上に乗り上げる現象です。プレートのぶつかり合いに関係し、地殻変動の重要な証拠になります。) 末〜コニアシアン期)に起きた可能性が高いと考えられました。セノマニアン期 ( 白亜紀後期の最初の方の時期です。「末期」という情報は、大きな環境変化がいつ始まったかを考えるのに重要です。)
- 方法論:
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本研究は、オマーンのWadi Jizzi地域にあるLasail地点を調べました。地層の並び方(層序)と、化石を使って年代を決める方法(
)を組み合わせています。生層序 ( 化石の種類の変化を使って地層の年代や対比を行う方法です。年代を細かく決めたいときに役立ちます。)
Zabyat層について、研究者たちは次のように整理しました。下部は が主体で、ところどころに礫岩 ( 丸い石や角ばった石などの大きな礫が集まり、固まった岩石です。崩壊や強い流れなど、エネルギーの大きい環境を示します。) や赤いミクライト質石灰岩 ( 非常に細かい炭酸カルシウムの泥が固まった石灰岩です。静かな海の環境でできやすく、微化石が含まれることがあります。) が挟まります。上部は赤い泥岩やケイ質の泥岩が多くなります。年代決定のために、礫岩の間に挟まる細粒の層(下部のミクライト質石灰岩、上部の赤い泥岩)から泥岩 ( 泥が固まってできた岩石です。細粒で化石を含むことがあり、堆積環境の情報も読み取れます。) を取り出し、先行研究の分類と年代の枠組みと照らし合わせて、それぞれの層の年代を決めました。得られた年代はSuhaylah層の既存データとも統合し、放散虫 ( 海にすむ小さなプランクトンで、ガラスのような殻をもち、化石として残りやすい生物です。種類ごとに生きた時代が限られるため、地層の年代決定に役立ちます。) 上の堆積層が記録する地殻変動の変化がどれくらいの期間で起きたかを考える材料にしました。オフィオライト ( もともと海底にあった海洋地殻とマントル上部が、陸に運ばれてきた岩石のセットを指します。プレート運動や地球内部の活動を理解する手がかりになります。)
- 結論と意義:
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Lasail地点のZabyat層では、
に挟まる礫岩 ( 丸い石や角ばった石などの大きな礫が集まり、固まった岩石です。崩壊や強い流れなど、エネルギーの大きい環境を示します。) の年代が、細粒堆積物 ( 泥や非常に細かい粒からなる堆積物です。流れの弱い環境でたまりやすく、化石が保存されやすいことがあります。) 化石にもとづいて下部が放散虫 ( 海にすむ小さなプランクトンで、ガラスのような殻をもち、化石として残りやすい生物です。種類ごとに生きた時代が限られるため、地層の年代決定に役立ちます。) 、上部がトゥロニアン期 ( 白亜紀後期の一時期で、地層の年代をより細かく区切る区分です。放散虫の種類で判定できるため、本研究の年代決定の柱になります。) であることがはっきりしました。これは、これまで十分に調べられていなかった「コニアシアン期 ( トゥロニアン期の後に続く白亜紀後期の一時期です。Zabyat層の上部がこの時期だと分かることで、堆積の期間を絞り込めます。) に関係する礫岩の堆積と同時期に挟まってできた細粒層が、いつ堆積したのか」を具体的に示した点で重要です。衝上 ( 大きな力で地層が押され、別の地層の上に乗り上げる現象です。プレートのぶつかり合いに関係し、地殻変動の重要な証拠になります。)
また、このZabyat層の新しい年代情報を、下位のSuhaylah層の年代制約と組み合わせることで、オマーン・ が記録するテクトニックな環境の変化(オフィオライト ( もともと海底にあった海洋地殻とマントル上部が、陸に運ばれてきた岩石のセットを指します。プレート運動や地球内部の活動を理解する手がかりになります。) 環境から海嶺 ( 海の中央でプレートが広がり、新しい海洋地殻が作られる場所です。オフィオライト形成の出発点として重要です。) を経て衝上段階へ)が、約400万年という短期間で進んだ可能性を、より確かな時間枠で示しました。これは、沈み込み帯 ( 一方のプレートが他方の下に沈み込む場所です。強い変形や火山活動が起きやすく、環境が大きく変わる原因になります。) にこの地域で起きた地殻変動の「変化の速さ」を考えるうえで役立ちます。白亜紀後期 ( 恐竜がいた時代の後半にあたる地質時代です。プレート運動が活発で、海洋環境の変化も多かった時期として重要です。)
- 今後の展望:
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本論文では、結果を踏まえた今後の研究計画や、次の具体的な調査案については、まとまった議論が示されていません。
- 何のために?:
-
オマーンには、海の
底 の岩が見える所があります。
それを、 といいます。オマーン・オフィオライト ( 海の底 の地面やその下の岩が、陸 の上で見られる場所のことです。ふつう海の下にある岩の重なり方をそのまま見られるので、昔の海のようすを知るのに大事です)
下から、 の岩、かたい岩が重なります。マントル ( 地球の中で、地面の下にあるとても厚 い岩の部分のことです。地球がどうできていて、地面がどう動くかを考えるときに重要 です)
その上に、海でたまった土や石がのります。
だから、昔の海のようすがよく分かります。
この場所では、 の上に溶岩 ( 火山などから出て、流れてから冷 えてかたまった岩のことです。どんな場所で岩ができたかを考える手がかりになります) があります。Suhaylah 層 ( 地層 の名前です。その場所でどの順番 で土や岩がたまったかを知る目印 になります)
さらに上に、 というZabyat 層 ( 地層 の名前です。いつごろできた地層 かを調べることで、海の環境 の変化 を考えられます) があります。地層 ( 土や石が長い時間をかけて重なってできた層 のことです。下ほど古く上ほど新しいことが多く、昔の出来事の順番 が分かります)
Zabyat層 は、小石がいっぱいの岩が多いです。
その小石は、海の底 がこわれてできたと思われます。
でも、細かい土の層 の が分かりませんでした。年代 ( それがいつの時代のものかという時間の情報 です。地層 や化石の年代が分かると、環境 が変 わった時期や速さが考えられます)
そこで、 を使って年代を調べました。化石 ( 昔の生き物の体やあとが石のように残 ったものです。地層 がいつできたかを知るための大事な手がかりになります)
そして、地面がどう動いたかを考えました。
- 何が分かったの?:
-
Lasailという場所で、
を見つけました。化石 ( 昔の生き物の体やあとが石のように残 ったものです。地層 がいつできたかを知るための大事な手がかりになります)
化石は、 という小さな生き物です。放散 虫( 海にすむとても小さな生き物の名前です。特定 の時代に多くいた種類 が分かるので、地層 の年代を決めるのに役立ちます)
その化石で、 のZabyat 層 ( 地層 の名前です。いつごろできた地層 かを調べることで、海の環境 の変化 を考えられます) が分かりました。年代 ( それがいつの時代のものかという時間の情報 です。地層 や化石の年代が分かると、環境 が変 わった時期や速さが考えられます)
Zabyat層 は、 からです。トゥロニアン期 ( 地球の歴史 を分けた時代の名前です。この時代を示 す化石があると、地層 がそのころにできたと分かります)
そして、 までコニアシアン期 ( 地球の歴史 を分けた時代の名前です。トゥロニアン期の次の時代で、地層 がいつまで続 いたかを知るのに使います) 続 きます。
下の方の から、石灰岩 ( 海の生き物の体の成分 などがたまってできた岩のことです。海の環境 だったかどうかや、年代の目印 になる化石が見つかることがあります) 目印 の化石が出ました。
それは、トゥロニアン期を示 します。
上の方の赤い から、どろ岩 ( どろのような細かい土がたまって固 まった岩のことです。水の中で静 かに土がたまった環境 を考える手がかりになります) 別 の化石が出ました。
それは、コニアシアン期を示 します。
また、下の のSuhaylah 層 ( 地層 の名前です。その場所でどの順番 で土や岩がたまったかを知る目印 になります) 情報 も合わせました。
海の が、大きく環境 ( その場所の海の深さや水の動き方などのようすのことです。環境 の変化 を知ると、地面の動きや海の変化 が分かります) 変 わったと考えました。
その変化 は、約 400万年で起きたかもしれません。
- どうやったの?:
-
研究者は、オマーンのLasailを調べました。
の地層 ( 土や石が長い時間をかけて重なってできた層 のことです。下ほど古く上ほど新しいことが多く、昔の出来事の順番 が分かります) 順番 と、 で化石 ( 昔の生き物の体やあとが石のように残 ったものです。地層 がいつできたかを知るための大事な手がかりになります) を決めました。年代 ( それがいつの時代のものかという時間の情報 です。地層 や化石の年代が分かると、環境 が変 わった時期や速さが考えられます)
は、下と上で様子がちがいます。Zabyat 層 ( 地層 の名前です。いつごろできた地層 かを調べることで、海の環境 の変化 を考えられます)
下は、小石の岩が多いです。
そこに、 や赤い石灰岩 ( 海の生き物の体の成分 などがたまってできた岩のことです。海の環境 だったかどうかや、年代の目印 になる化石が見つかることがあります) がはさまります。どろ岩 ( どろのような細かい土がたまって固 まった岩のことです。水の中で静 かに土がたまった環境 を考える手がかりになります)
上は、赤いどろ岩が多くなります。
かたい土のどろ岩も多くなります。
年代を調べるため、細かい層 から化石をとりました。
化石を、昔の研究の図とくらべました。
それで、下と上の年代を決めました。
さらに、 のSuhaylah 層 ( 地層 の名前です。その場所でどの順番 で土や岩がたまったかを知る目印 になります) もまとめました。データ ( 調べて集めた結果 や記録 のことです。いくつもの情報 を合わせることで、より正しく考えられます)
そして、変化 がどれくらい速いか考えました。
- 研究のまとめ:
-
の細かい土のZabyat 層 ( 地層 の名前です。いつごろできた地層 かを調べることで、海の環境 の変化 を考えられます) が分かりました。年代 ( それがいつの時代のものかという時間の情報 です。地層 や化石の年代が分かると、環境 が変 わった時期や速さが考えられます)
下は だと分かりました。トゥロニアン期 ( 地球の歴史 を分けた時代の名前です。この時代を示 す化石があると、地層 がそのころにできたと分かります)
上は だと分かりました。コニアシアン期 ( 地球の歴史 を分けた時代の名前です。トゥロニアン期の次の時代で、地層 がいつまで続 いたかを知るのに使います)
これは、今までよく分からなかった所です。
小石の岩と同じ時にできた土の年代が分かりました。
また、 の年代ともつなげました。Suhaylah 層 ( 地層 の名前です。その場所でどの順番 で土や岩がたまったかを知る目印 になります)
海の が、短い時間で環境 ( その場所の海の深さや水の動き方などのようすのことです。環境 の変化 を知ると、地面の動きや海の変化 が分かります) 変 わったと考えられます。
その時間は、約 400万年かもしれません。
これは、 の速さを考える助けになります。地面の動き ( 地球の表面が押 されたり引っぱられたりして動くことです。海の底 の岩が陸 に出る理由や、環境 が変 わる速さを考えるのに重要 です)
- これからどうする?:
-
この
論文 では、次の調べ方はくわしく書いていません。
- 著者名:
- Kurihara Toshiyuki, Hara Kousuke, Hayashi Rina, Agui Yumi
- 掲載誌名:
- Science reports of Niigata University. (Geology)
- 巻:
- 29(Supplement)
- ページ:
- 83 - 84
- 発行日:
- 2014-10
- 新潟大学学術リポジトリリンク:
- http://hdl.handle.net/10191/30748
