論文詳細

自然科学系 理学部 #紀要論文

Living radiolarians sampled on 7 June 2010 in surface–subsurface waters of the Japan Sea off Tassha, Sado Island, central Japan

AI解説:
放散虫(Radiolaria)は、地質学的に長い歴史をもち、深度帯をまたいで海洋に広く分布する、豊富なプランクトン性の原生生物である。日本列島周辺では、先行研究により日本海における一部の生息中の放散虫種の深度分布が明らかにされており、著者らの研究グループも2000年以降、佐渡島沖で生息中の放散虫をモニタリングしてきた。これらの先行結果から、表層〜亜表層(<100 m)の水塊において種組成に強い季節性があることが示されており、対馬暖流(Tsushima Warm Current: TWC)の流入に関連する暖水系の群集や、鉛直的な水塊構造および冬季モンスーンによる混合と関連して出現する冷水性種が含まれる。しかし、この継続的な取り組みにもかかわらず、佐渡島沖の水深100 m以深における動物相組成は調査されていなかった。そこで本論文は、2010年6月7日に佐渡島達者沖で2つの深度区間(0–100 mおよび100–200 m)から採集した放散虫を、「生息中(living)」と「死亡(dead)」の標本を明確に分けて記載し、あわせて一部分類群の生活様式(mode of life)への含意を簡潔に議論することを目的とする。
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著者名:
Kurihara Toshiyuki, Matsuoka Atsushi
掲載誌名:
Science reports of Niigata University. (Geology)
巻:
26
ページ:
53 - 60
発行日:
2011-03
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