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人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

集安所在、高句麗壁画墓の基礎的整理 : 『洞溝古墓群 1997年調査測絵報告』に関するメモ

AI解説:
この研究は、中国の吉林省集安市にある高句麗(古代朝鮮半島北部から中国東北部にかけて存在した国家。3世紀から7世紀にかけて栄えました。)時代の壁画墓(墓室の壁に絵が描かれた墓のこと。埋葬された人物やその生活、信仰、守護神などが描かれています。)について、基本的かつ初歩的な整理をすることを目的としています。集安市には、かつて高句麗の首都だった丸都山城(かつて高句麗の首都があった場所。現在の中国吉林省集安市にあります。)国内城(高句麗の別の首都で、丸都山城のすぐ近くにあります。)があり、その周辺には広く古い墓が点在しています。これらの墓の中には、墓室の壁に絵が描かれた壁画墓があり、昔から知られていました。戦前から戦後にかけて多くの調査が行われ、たくさんの成果が積み重ねられましたが、依然として全体を見渡せる資料が不足しているため、著者はこれを整理し、多くの研究者と共有することを目指しています。
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著者名:
關尾 史郎
掲載誌名:
環日本海研究年報
巻:
21
ページ:
62 - 70
発行日:
2014-03
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