論文詳細

人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

The Safety of Mongolian Dairy Production

AI解説:
本論文は、モンゴルの乳製品の安全性を、1990年以降の社会主義体制から市場経済への移行の中に位置づけている。この移行は、国有の食品産業の衰退と民営化、ならびに産業インフラの劣化と時期を同じくしていた。また、家畜に依存する生計を揺るがす大きなショックとして、特に1999〜2002年の深刻な吹雪(blizzards)により家畜数が減少し、地方から都市、とりわけウランバートル(Ulaanbaatar)への移住が強まった点を強調している。国内の食料生産が増大する都市需要に追いつかないなかで、モンゴルは輸入への依存を強めた。著者は、食料の約50%が輸入であると述べ、輸入管理が弱いことが安全でない製品の市場流入を可能にしていると主張し、具体例(例:輸入ミルク/乳製品に関連するとされた2013年の小学生34人の食中毒)を挙げている。こうした背景のもと、本論文は、食品、とりわけ牛乳および乳製品の安全性を確保するために政府が採用すべき改革と基準は何かを明らかにすることを目的とする。さらに著者は、モンゴルの牛乳の安全性に関する詳細研究がこれまで乏しいという認識に基づき、本研究をフードシステムと乳製品産業の「俯瞰(birds-eye view)」として位置づけている。
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著者名:
Batsuuri Munguntuya
掲載誌名:
現代社会文化研究
巻:
63
ページ:
257 - 285
発行日:
2016-12
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