論文詳細

人文社会科学系 大学院現代社会文化研究科 #紀要論文

Copyright, Mergers, and Acquisitions in the Music Industry : The Sound Recording Case

AI解説:
本論文は、多くの法域における一般的な独占禁止法運用では高い市場集中(しばしば市場シェア約40%と結び付けられる)が重大な警告サインとみなされるにもかかわらず、録音音楽産業が企業結合規制(merger control)において繰り返し例外的なケースとして扱われてきた理由を検討する。直接の背景は、Universal Music GroupとSony Music EntertainmentがEMIの資産を取得し、メジャー・レーベルの数が4社から3社に減少した2012年の取引である。著者は、この産業を二層市場(レーベル/卸売と小売)として位置づけ、現在では物理・デジタル双方の小売チャネルを含み、デジタル消費はダウンロード型とサブスクリプション型のモデルを中心に構成されているとする。本論文の中心目的は、この市場のどのような特徴——とりわけ、取引可能な金融資産としてのcopyright(著作権)、piracy(海賊版)による圧力、強力なオンライン小売業者の役割拡大——が、競争当局による録音物(sound recordings)の合併・買収の評価のされ方を形作っているのかを説明することである。この目的のために、本論文は、(i) 音楽copyrightの構造と経済的機能(compositionとsound recordingの権利の違い)、(ii) 主要な企業結合分析の原則とテスト(Dominance、SLC、SIEC)、(iii) 当該セクターにおける米国/EUの重要な先行事例、(iv) Universal–EMI統合に焦点を当てた分析、を概説する。
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著者名:
Espinosa Jose
掲載誌名:
現代社会文化研究
巻:
62
ページ:
247 - 271
発行日:
2016-03
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