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《論文》高等学校「総合的な探究の時間」におけるカリキュラム構築の課題と現状

AI解説:
本研究の背景には、2018年度より全国の高等学校において「総合的な探究の時間」(探究学習)が導入され、そのカリキュラム構築や実施方法について多くの学校が課題に直面している現状があります。探究学習は生徒が主体的に課題を設定し、情報収集や分析を行う能力を高めることを目的としていますが、多くの高校ではそのカリキュラム構築に苦戦しています。本研究は、新潟県立新潟南高等学校の取り組みを事例として、探究学習カリキュラム構築の工夫や実施上の課題を分析し、今後の探究学習カリキュラム構築における手立てを考察することを目的としています。
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著者名:
田中 一裕
掲載誌名:
創生ジャーナルHuman and Society
巻:
5
ページ:
92 - 100
発行日:
2022-03
著者による要約:
2022年度より,高等学校の「総合的な学習の時間」(以後,総合学習)が,「総合的な探究の時間」(以後,探究学習)へと改訂されるが,先行して2018年度より全国の高等学校での実施がスタートしている。この探究学習は,生徒が主体的に課題を設定し,情報の収集や分析をおこなう能力を高めることなどを目的としており,「自己の在り方や生き方を考えながら,課題を発見して解決していく」(文部科学省,2018)など,これまでのキャリア形成を強く意識した総合学習をベースに,社会的課題解決型の学習を組み合わせた内容となっている。本研究では,総合学習導入から展開に至る高等学校のカリキュラム構築や実施内容・方法の変化から,探究学習導入にあたってのカリキュラム構築とその課題について,新潟県立新潟南高等学校の取り組みを事例として,今後の探究学習カリキュラム構築の工夫や,現在多くの高等学校が直面している実施上の課題などについて分析,考察をおこなう。
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