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医歯学系 大学院医歯学総合研究科(歯) #紀要論文

ケイ酸カルシウム系覆髄材のラット皮下への移植による生体活性とバイオミネラリゼーション能力の評価

AI解説:
近年、ケイ酸カルシウム系歯内療法用材料(例えばMineral Trioxide Aggregate, MTA)は、硬化体から放出されるCa2+やOH-のイオンが生体機能性を示すことが知られています。このため、従来の水酸化カルシウム製剤と比較して、直接覆髄法において同等以上の臨床成績が報告されています。しかし、これら材料の生体内での挙動に関する知見は未だ不十分です。本研究の目的は、異なるケイ酸カルシウム系覆髄材をラットの背部皮下組織に埋入し、結合組織と接する材料表面における析出物の微細構造と組成を観察・分析することです。さらに、結合組織と材料界面におけるカルシウムとリンの分布を分析し、これら材料の生体活性とバイオミネラリゼーション能力を検討します。
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著者名:
日向 剛
掲載誌名:
新潟歯学会雑誌
巻:
46
号:
1
ページ:
43 - 44
発行日:
2016-07
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