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人文学部 人文社会科学系 #紀要論文

ジェンダーと社会関係資本における地域特性 : 三地域の比較調査から

AI解説:
1990年代以降、社会関係資本(social capital)は政治学、経済学、社会学、社会疫学などの分野で注目されてきました。この概念は1970年代に登場しましたが、R.パットナムの研究が再び脚光を浴び、コミュニティの社会関係資本の量を測定可能にしたことで、多くの研究が進展しました。日本でも2000年代以降、健康、教育、地域づくり、介護や子育てなど多くの課題に関連して研究が行われています。一方で、ジェンダー研究者からは、社会関係資本がジェンダーブラインドであり、権力関係を無視しがちであるとの批判があります。本稿は、ジェンダー公正に向けた社会関係資本の醸成を目指し、都市化の度合いに注目して地域社会のジェンダー構造を描くことを目的としています。
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著者名:
杉原 名穂子
掲載誌名:
人文科学研究
巻:
139
ページ:
Y1 - Y20
発行日:
2016-11
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