論文詳細

人文社会科学系 法学部 #紀要論文

逮捕・勾留中の被疑者取り調べと「供述の任意性」 : イギリスの議論を参考にして

AI解説:
日本の刑事訴訟法(犯罪の捜査や裁判の手続きを定めた法律のことです。)では、逮捕や勾留中の被疑者の取り調べが大きな問題となっています。この問題についての議論は、法律の解釈によって三つの立場(強制処分説(逮捕・勾留中の被疑者には取り調べを受ける義務があるという考え方です。)任意処分説(被疑者には取り調べを受ける義務はなく、いつでも退去できるとする考え方です。)取り調べ否定説(逮捕・勾留中の被疑者の取り調べを否定する考え方です。))に分かれます。この論文の目的は、被疑者の供述の自由さをどう確保するか、捜査と人権のバランスをどう取るかを、特にイギリスの1984年警察及び刑事証拠法(イギリスで1984年に制定された、警察や刑事裁判に関する規則を定めた法律です。)を参考にしながら探ることです。
AI解説を見る
著者名:
鯰越 溢弘
掲載誌名:
法政理論
巻:
20
号:
4
ページ:
1 - 42
発行日:
1988-03
新潟大学学術リポジトリリンク: