論文詳細

人文社会科学系 教育学部 #紀要論文

注意バイアス修正の手続きと臨床効果の展望

AI解説:
不安や抑うつを持つ人々は、情報を過度にネガティブに処理する認知の偏りを持つことが指摘されています。特に、不安を持つ人々の視空間的な注意バイアスに注目が集まり、脅威となる刺激に対して接近的な注意バイアスを示すことが頑強な現象として報告されています。注意バイアスの修正が不安症の治療法としての可能性が注目され、認知課題を通じて認知バイアスを修正することで高不安者の不安やストレスに対する脆弱性を低減させる試みが数多く行われてきました。本論文では、これまで行われた不安に関する注意バイアスの測定や修正に関する研究を概観し、その現状を整理するとともに、今後の研究における展望を述べることを目的としています。
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著者名:
倉重 乾, 田中 恒彦
掲載誌名:
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編
巻:
11
号:
1
ページ:
21 - 30
発行日:
2018-10
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