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人文社会科学系 経済科学部 #紀要論文

日本酒の経験価値マーケティング : 「吉乃川カヨイ」の伝統的慣習の再興をケースとして

AI解説:
日本酒の課税移出数量は1973年をピークに減少しているが、吟醸酒などの特定名称酒の消費は安定している。この背景には、日本酒が「酔うため」ではなく「楽しむため」に飲まれるようになったことが挙げられる。消費者行動の研究では、消費は快楽的感情や他者との関わりによる消費慣行にも基づいて行われるとされているが、日本酒の研究においてはこの視点が十分に取り上げられていなかった。本研究は、日本酒の経験価値概念の拡張を目的に、吉乃川株式会社の「吉乃川カヨイ」を事例として取り上げ、経験価値マーケティングの観点から考察を行うものである。
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著者名:
石塚 千賀子, 岸 保行, 曾 國哲
掲載誌名:
新潟大学経済論集
巻:
111
ページ:
39 - 51
発行日:
2021-09
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