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自然科学系 農学部 #学術雑誌論文

イオンクロマトグラフィーを利用した植物体内に含まれる^<15>NO_3^-の^<15>N 濃度の測定

AI解説:
従来、植物体内の硝酸態窒素の^15N濃度を測定する際には、ミクロ通気蒸留法が用いられてきました。この方法は、さまざまな形態の窒素を分別蒸留することにより、それぞれの^15N濃度を測定する技術です。しかし、試料内に強アルカリ条件下で徐々にアンモニアを放出する成分や還元物質が含まれる場合、アミドや亜硝酸、硝酸の分別が不完全となり、クロスコンタミネーションが生じる可能性が指摘されています。近年、イオンクロマトグラフィー(IC)分析法が発達し、希薄溶液中の硝酸等のアニオンの分析が容易になり、土壌溶液や植物の篩管液の分析に適用されています。そこで、本研究では、ICを用いて植物体中の硝酸を単離し、より正確に^15N濃度を測定する方法の検討を行いました。
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著者名:
大山 卓爾
掲載誌名:
日本土壌肥料學雜誌
巻:
57
号:
5
ページ:
503 - 505
発行日:
1986-10
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