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人文学部 人文社会科学系 #紀要論文

ロマン派以前の形而上詩批判

AI解説:
形而上詩がイギリス文壇で注目を集めたのは17世紀前後からであり、特にJohn Donneの詩は賛否両論を巻き起こしました。彼の詩が革命的とされる理由は、その論理的で論証的な詩風、特に「wit」と呼ばれる知的な創作力にありました。しかし、Donneの詩は当初から批判の対象となり、特にBen Jonson、John Dryden、Alexander Popeのような古典主義者たちから厳しい批判を受けました。本論では、ロマン派による形而上詩の再評価に至るまでの形而上詩への態度をBen Jonson、John Dryden、Alexander Pope、Samuel Johnsonの視点から検討し、その批判がどのようなものであったかを論じます。
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著者名:
高橋 正平
掲載誌名:
新潟大学言語文化研究
巻:
20
ページ:
43 - 60
発行日:
2015-08
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